Vol.9 私 and ライブハウス。

こんばんは、私です。
誘われたライブには大体行くし、誘われなくても割りと行くのでお馴染みの、京都市在住の社会人の私です。

時折、自分で作った楽曲を人前で披露させて貰う機会を頂いたりもするのですが、
逆の立場、人様が作った楽曲を人様が披露しているのを観にいく日も多々存在するのです。

そんな時、一個人、観客の1人としてライブハウスに思うことをまとめました。
つまりは、只の一般人の単なる感想です。
マイナスな感想も割りとあるから気を付けてね!


step 1.「今日暇やし、ライブハウスでも行こうかなぁ」
休みだけど、特に予定もない、そんな日はふらっとライブハウスにでも遊びに行こうかなぁ、という発想が頭をよぎります。
今日、どこでどんなライブやってんのかなぁ、ググります。

そこで毎回思います、演者の名前だけ書かれてもわかんねぇ。
意味深なイベントタイトル付けてますが、具体的にどういう日やねん。

自分が楽しめる様な音楽性、方向性、人間性の演者さんのイベントは、是非とも遊びに行きたいもんですが、HPだけ見ても何の情報もないのです。
やっぱり、演者さんを一つ一つ調べてまでは探そうと思わない。
その日のイベントが、どういう音楽性的で、どういう活動の仕方をしているか、どういうキャラクターの演者さんが出るか、それ位は分かるようにして欲しいなぁ。


step 2「どの演者さんのお客さんですか?」
ライブハウスには、とある制度が存在します。
入場チケットを演者さんから事前に購入しておくと、割安に入場ができるシステムです。
演者さん側からしたら当日のお客さんの確保を事前にできるし、お客さん側からしたら予定の確保ができていれば割安で遊びに行けるのだ。

時代が変わる中で、チケットは消滅した。
しかし、その概念までは消滅しなかった………

どうなったかといえば、事前に演者さんに名前を伝えておくのが、チケットの代わりになったのだ。
受付に名前を控えてさえ貰えれば、割引料金で入場が出来る。
割引の条件が、チケットの事前購入から、演者さんと事前に連絡できるかどうか、に変わったのだ。

客心理として思うのが、当日までお金を払ったり予定を確保する必要がないという点で同等なのに、名前を控えてるかどうかで値段が変わるのは、何か納得いかない。

せっかく楽しそうなイベントを見つけても、知り合いがいないという理由だけで足が遠のくのです。


あと、ふらっと遊びに行った時の入場がスムーズじゃない、大抵こんなん。
受付「いらっしゃいませ、どの演者さんのお客さんですか?」
俺「ふらっと遊びに来たんで、特にないです。」
受付「えっ???」
俺「ライブハウスのお客さんって事にしてしまって下さい。」
受付「う~ん。。。。」
俺「。。。。。。」
受付「どの演者さんのお客さんか、決めてもらわないと困ります……」
俺「じゃあ、トリのバンドのお客にしておいて下さい。」

これが、本当に面倒くさい。
ここのライブハウスは演者さんの友達とかじゃないと楽しめない所ですよ、って言われてるみたいで悲しい。
あと、その日1番楽しめた演者さんのお客さん、という選択肢が貰えたら嬉しい。


step 3 「30分間のスタンディングは意外としんどい」
ライブハウスは基本的に3~6組の演者さんによる30分ずつの演奏で成り立ってます。
そして、大体の所はスタンディングを前提に設計されてます。

それだけの数の演者さんがいれば、あんまり好みでない演奏にも出会すのですが、それを30分立ちっぱなしで楽しむのはちょっとしんどい。

それがトリのバンドだったら、そこで帰ってしまえばいい話なのですが、まだ後に控えていたら心残りが残る。
ならば1度外に出て、適当に時間を潰してから戻ってきたいんですが、よくあるライブハウスは再入場不可なのです。

願わくばなのですが、演奏スペースから隔離された、カフェスペースやレストランスペースをガッツリとした形で作って欲しい。
そこに液晶なりプロジェクターなりを用意して、スポーツバーで試合の生中継を観るみたいな気軽さで、その日のライブを楽しめると嬉しい。
大音量の音楽を直で聴いてると耳が疲れますし。
歳なのねん。


step 4 「単純に居心地が悪い」
場所にも依るのですが、ライブハウスってたいていの場合、お客さんより演者さんの方が人数が多いんです。
日によっては、お客さんが0なんて事も珍しくないのです。

たとえ目当てのバンドであっても、ガラガラの空間にポツンと立って観るのは照れてしまう。
それが目当てのバンドでないとなれば、尚更です。

そこまでは仕方ないと思えるのですが、照れを通り越して恥じを感じるようになる出来事がある。
それは、演者どうしの馴れ合いだ。

やっぱり他人からすると、演者同士が桶屋とサクラになって盛り上げあっているのは観ていて辛い。
MCやハプニングの際に仲良しアピールをされましても、私から見ればどっちも他人なんです。
私は、演奏を楽しみにライブハウスに来ているのであって、知らない人同士の仲良しごっこを眺めに来ているのではないのです。
お金と時間の対価に演奏を楽しみに来てるんだから、仮にアマチュアでもあっても、ステージの上ではプロであってくれ。

あと、やるならやるで、自然な盛り上げに徹するなり、ヒューモアを含めてエンターテイメントに昇華するなり、誰でも知ってるレベルの有名人になるなりして欲しい。
そして、コール&レスポンスには他人を巻き込んでくれるな。
入りたかったら、自分から入りに行くよ。

最後に、会場で我が物顔な振る舞いをする演者さんは印象が悪い。
自分が呼んだお客さんとコミュニケーションを取りたいのは分かるけど、他のお客さんを邪険にするのは違うよ。


step 5 「後記」
ざっくりとこんな感じです。
殆ど愚痴ですな。

自分がライブハウスに出入りするようになって驚いたのが、メチャクチャ格好いい演奏をするバンドがとても多い事です。
もう1つ驚いたのが、彼らは普段お客さんをあまり呼んでない事です。

それが、とても勿体ない事だと思うのです。
何でだろう、と思うのです。

私は、生まれて初めのライブに感動して、翌日にギターを買いに行きました。
自分にとって、ライブハウスはそんな場所です。

ライブハウスへ、音楽好きが自然と集まってゆく世の中になったら素敵だなぁ。
ではなぁ。